最新AI「ミュトス」悪用のサイバー攻撃対策を要請 金融庁

2026/05/22 12:35 

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 金融庁は22日、セキュリティー上の脆弱(ぜいじゃく)性を見つけ出す能力が格段に高い最新の人工知能(AI)「クロード・ミュトス」が悪用された場合を想定し、全国の金融機関に対してサイバー攻撃に備えるよう金融システムの停止を含めた短期的な対策を講じるよう要請した。

 要請では、対策を徹底してもサイバー攻撃を防御できない可能性を前提に、サイバー攻撃によりITシステムが停止する場合を想定。優先的に対応すべきサービスやITシステムを能動的に停止させざるを得ない場合についても経営トップはあらかじめ選択肢として検討しておくべきだとした。システム停止の判断基準も明確にするよう求めた。

 今後、短期に集中して脆弱性が発見されたり、修正プログラムが提供されたりする可能性があるとされ、金融機関に対して1カ月程度をめどに対応を進めるよう要請した。

 金融庁は14日に銀行などの金融機関やITベンダーの幹部らで作る作業部会を開き、要請案を検討していた。片山さつき金融担当相は22日の閣議後記者会見で「引き続き、金融機関の迅速な対応を促す」と述べた。 【横見知佳】

毎日新聞

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