オープンAI、高性能モデルを日本政府に提供へ 脆弱性を検知

2026/05/21 20:24 

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 米新興企業オープンAIは21日、サイバーセキュリティーに特化した最新型生成人工知能(AI)モデルを日本政府や企業に提供する方針を明らかにした。来日している取締役のポール・ナカソネ氏ら幹部が東京都内で開いた説明会で報道陣に答えた。

 ナカソネ氏らは今週、日本政府関係者と重要インフラを巡るサイバーセキュリティーについて話し合い、AIによる安全対策などを説明したという。

 ◇「GPT5・5サイバー」提供検討

 提供を検討しているのは、サイバーセキュリティー関連業務に特化したAIモデル「GPT5・5サイバー」。システムの脆弱(ぜいじゃく)性の検知能力に優れ、悪用すればサイバー攻撃の強力な武器となるため、利用には厳格な要件が付けられている。

 グローバル国家安全保障政策責任者のサーシャ・ベイカー氏は「日本の企業と政府には5・5サイバーを含めたAIモデルにアクセスしてほしい。日本政府が最初のパートナーになることを希望している」と述べた。

 ◇「ミュトス」も似た能力

 AIによるサイバーセキュリティーの脅威を巡っては、似た能力を持つ米アンソロピック社の「クロード・ミュトス」にも注目が集まっており、こちらも悪用防止のため提供をごく一部に制限されている。

 また中国勢による同様のAI開発の追い上げも懸念されている。過去に米サイバー軍司令官を務めたナカソネ氏は「(トランプ米大統領による中国訪問など)対話はいいことだが、私は依然として、中国を最も深刻な脅威と見ている」と述べた。【渡辺暢】

毎日新聞

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