なにわ筋線の事業費、倍増見通し 資材高騰などで6500億円に

2026/04/28 17:53 

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 2031年春に開業予定で大阪市内を南北に貫く「なにわ筋線」の事業費が、当初の約2倍となる6500億円程度に膨らむ見通しとなったことが大阪府・市への取材で判明した。資材や人件費の高騰に加え、地中障害物の撤去などで新たに3200億円の費用が必要と試算されたという。

 府市やJR西日本などが出資する第三セクター「関西高速鉄道」が今月、府市に報告した。府市は30日にそれぞれ会議を開き、事業費増加の影響や対応を協議する方針。事業継続の妥当性も検討する。

 府市によると、当初は3300億円の事業費を予定していた。このうち府市で1180億円、JR西が145億円、南海電鉄が185億円を負担。残りは国の補助金や借入金を充てる計画だった。

 なにわ筋線は大阪駅(うめきたエリア)からJR難波駅と南海新今宮駅までを結ぶ総延長7・2キロの路線で21年に着工した。既存の路線とつながることで大阪駅と関西国際空港を最短44分で結ぶなどアクセス向上が期待されている。

 大阪府の吉村洋文知事は28日、開業時期は変わらないとした上で「工事費が増加すれば(府市の)負担額も増えることになると思う」との見通しを示した。【井手千夏】

毎日新聞

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