レアアースなど「都市鉱山」実態調査へ 家電などに含有 環境省

2026/04/20 21:03 

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 環境省は2026年度、使用済みの電子機器や家電などの中に含まれるレアメタル(希少金属)やレアアース(希土類)の調査に乗り出す。使用済みの電子機器や家電などの中に眠る有用な資源は「都市鉱山」と呼ばれる。その全体像を明らかにし、リサイクル率向上につなげる狙い。21日に公表する政府の循環経済行動計画案に盛り込む。

 調査の対象となるのは、レアメタルやレアアースなど10種類の鉱物。今後の国内需要や、各国の輸出規制の対象かどうかなどの条件を考慮して選定する。その上で、各鉱物が社会にどのくらい存在するのか、既存の統計データや企業ヒアリングなどから調べる。

 都市鉱山の量は、22年に独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、使用中の製品などに含まれる資源や、回収されても廃棄されている量などを基に推計したデータがあるが、数種類の鉱物にとどまる。

 レアアースなどを鉱石などから取り出すには大規模な設備が必要で、コストの高さが課題となる。そのため、リサイクルによる回収拡大が急務となっている。環境省は26年度から、使い終えた自動車や家電などに含まれるレアアースを回収するための実証事業を行う。【大野友嘉子】

毎日新聞

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