日本製鉄八幡地区、電炉転換工事始まる 29年度の生産開始へ

2026/04/15 17:08 

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 高炉から電炉への転換を進める日本製鉄の九州製鉄所八幡地区(北九州市)で15日、転換工事が始まり起工式が開かれた。大型電炉1基を新設し2029年度下期の生産開始を目指す。

 高炉に比べ二酸化炭素(CO2)排出量が少ない新電炉では高級鋼製造・量産が可能となり、鉄道レールや建材など多品種向け製品を作ることができる。現在ある高炉は1基(戸畑第4高炉)のみで、24年度の粗鋼生産量は370万トン。電炉化に伴い生産能力は半分強の年間200万トンになるため、不足分は九州製鉄所大分地区などで補う考えだ。

 また、電炉転換に伴い、八幡地区の従業員約3700人のうち約350人と協力企業の従業員約800人の計1150人の雇用に影響が及ぶことが予想される。式後に報道各社の取材に応じた九州製鉄所の中田昌宏所長は「直営社員はグループ内で雇用の場をつくり、協力会社は話し合いを続けていく」と話すにとどめた。【橋本勝利、中園敦二】

毎日新聞

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