東京円、一時159円台に下落 1カ月半ぶり水準 イラン情勢受け

2026/03/12 18:35 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 12日の東京外国為替市場で対ドルの円相場は下落し、一時1ドル=159円23銭をつけた。159円台まで円安が進んだのは約1カ月半ぶり。イラン情勢の混乱を受けて投資家が資産を基軸通貨のドルに移す「有事のドル買い」が優勢となった。

 原油先物価格の高騰で日本の貿易収支が悪化するとの見方も、円売り圧力となった。日本を含む国際エネルギー機関(IEA)の加盟国が11日、過去最大規模の石油備蓄の協調放出を決めたことを受け、原油先物相場の指標となる米国産標準油種(WTI)は一時下落に転じたが、軍事衝突の長期化懸念から再び上昇して12日の日中は1バレル=90ドル台で推移した。

 原油高は株式市場にも波及。12日の東京株式市場で日経平均株価(225種)は3日ぶりに反落し、前日比572円41銭安の5万4452円96銭で取引を終えた。下げ幅は一時1200円を超えた。みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「原油高を伴う円安が『悪い円安』と意識されている」と話す。【秋丸生帆】

毎日新聞

経済

経済一覧>

注目の情報