コンビニスイーツ競争激化 セブン、2028年に売上高倍増狙う
激戦区のコンビニスイーツで、一段と競争が過熱しそうだ。仕掛けたのはセブン―イレブン・ジャパン。食感やパッケージを大きく見直し、全国で20日から順次販売を始めた。2028年にスイーツ売上高を現状から倍増させるという。
民間調査などによると、和・洋菓子、デザート類市場は21年度から年々拡大。コンビニ各社の商品投入も相次ぐが、原材料価格も高騰するなかで単なる値上げではなく、いかに付加価値を高められるかが鍵となっている。
09年にプライベートブランド「ウチカフェスイーツ」を立ち上げたローソンは、同時期に発売した「プレミアムロールケーキ」が看板商品となり、25年8月発売の「冷やしクリームパン」は発売後11日間で300万個売れたという。
ファミリーマートも24年に「スイーツのファミマ」を掲げ、アイスや菓子パン、フラッペなどを分野横断で「スイーツ」と再定義。期間限定の企画で展開された「濃厚ショコラロール」は、販売が想定を上回り定番商品になった。
セブンはこれまで品質重視の開発に徹してきた。だが今回、客の多くがスイーツに求めるのは「ぜいたく」や「満足感」だとしてコンセプトから見直した。
複数の素材を組み合わせて食感のコントラストを強調。異なるチョコ4種類を使ったエクレアや、ふわふわな生地のどら焼き、とろける食感のチーズケーキなど9種類の新商品を投入した。既存商品のパッケージも刷新し、「しあわせバブル」と名付けた赤、青、黄色の泡模様をあしらった。
いれたてコーヒーなど、レジ周りの商品との相乗効果も狙う。セブンの羽石奈緒商品本部長は「ついで買いを促したい。これを目的に来店してもらえるカテゴリーに押し上げ、セブンのスイーツを生まれ変わらせる」と話す。【鴨田玲奈】
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