吉野家、4日から初の麺メニュー発売へ 8月末までの期間限定

2025/07/03 10:00 

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 牛丼チェーンの吉野家は、創業125年の歴史で初となる麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」(店内税込み767円、テークアウト753円)を7月4日から全店舗で販売する。8月末までの夏季限定。

 新メニューは、夏場でもさっぱりと食べられる冷たい麺のまぜそば。牛丼でも使う煮込んだ牛肉とタマネギのほか、卵や青ネギなどを乗せた。別添えのニンニクソースや、無料の紅ショウガ、有料のサイドメニューをトッピングして味の変化を楽しめる。

 牛丼の吉野家が、なぜ「麺」に挑むのか。

 吉野家を運営する吉野家ホールディングス(HD)の担当者に聞くと、コメの仕入れ価格は一昨年と比べ、昨年は約2倍に上がったが、コメの価格高騰は麺メニューの導入とは「関係ない」と言う。

 メニューの選択肢を増やすことで、女性や家族連れを呼び込むのが目的で「夏でも食欲を喚起する冷たい麺に仕上げ、女性の利用が多いテークアウトにも適した商品」とアピールする。麺の湯切りなど新たな作業が加わるが、運用に支障はないという。

 X(ツイッター)では、先行販売されている店舗で早くも食べたという人から「ニンニクのパンチが利いておいしい」「ラーメン店に比べたら格安」「大盛りがほしい」といった投稿があり、注目度は高い。

 今後については利用動向や反響を見て検討するという。【嶋田夕子】

毎日新聞

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