父「お疲れさんと声かけたい」 W杯初出場の町野修斗、地元歓喜
サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会決勝トーナメント1回戦で日本代表は30日未明(日本時間)、ブラジルと対戦した。三重県伊賀市出身のFW町野修斗選手(26)が途中出場し、4年越しで初めてW杯のピッチに立ったものの、試合は惜敗。地元で応援した人たちは悔しさをにじませたが、待ちに待った町野選手の登場時は最高の盛り上がりを見せた。
町野選手の実家近くの伊賀市中瀬地区市民センターには午前2時キックオフにもかわらず、現地観戦を終えて帰国していた町野選手の父理(おさむ)さん(64)ら約20人が集まり、テレビ観戦。前半、日本が先制するとメガホンを打ち鳴らすなど喜びがはじけた。
後半に追いつかれ、押し込まれる時間が増えていた後半30分ごろ、テレビが日本のメンバー交代の動きを伝えた。テレビの前で「(町野選手の背番号の)6番や」と大声が上がると同時に、興奮は最高潮に。町野選手の動きに合わせてボルテージは上がったが、後半終了間際に決勝ゴールを許すと、うめき声が漏れた。
町野選手は2022年カタールW杯で代表に追加招集されたが、出場はなかった。今大会も追加招集でこれまで出番がなかった。大舞台に立った町野選手を初めて見た理さんは「お疲れさんと声をかけたい」とねぎらいつつ、「出場してから逆転されたので心苦しい。(守備面で)寄せが甘かった」と無念そう。「4年後に向けてどれだけ積み上げられるか」と次を見据えた。
町野選手が中学生時代に所属した伊賀市のクラブ「FCアヴェニーダソル」で指導した薮中一真さん(39)は「日本中が注目する試合に出た。本人にとってもクラブにとっても大きい。夢を実現するイメージを持てる。本気で(世界を)目指す子が増えると思う」と語った。【大西康裕】
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