勝負の厳しさ再び胸に 楽天・吉井新監督 「次は勝てる作戦を」

2026/06/19 22:45 

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 ◇○ロッテ8―5楽天●(19日・ZOZOマリンスタジアム)

 放たれた瞬間に本塁打と分かる打球だった。4―4の同点で迎えた六回。左翼席に勝ち越しの満塁本塁打を浴びた楽天の吉井理人新監督は、勝負の厳しさを改めて胸に刻んだに違いない。

 17日に監督就任が正式発表されてから2日後の初陣は、古巣ロッテが相手だった。

 打順は「コーチ陣と会う時間がなかったので自分が勝手に決めました」という。前戦17日の阪神戦で代打出場で二ゴロに倒れた渡辺佳明を先発起用。その渡辺が三回の好機に2点適時二塁打を放つなど、早速采配が的中した。

 しかし、勝負は甘くない。六回に2死満塁とされると、吉井新監督は自らマウンドへ向かい、火消しとして送り込んだ柴田大地に「思い切りいけ」と声を掛けた。直後にロッテの9番・愛斗にグランドスラムが飛び出した。

 セ・パ交流戦を4勝14敗の最下位で終え、バトンを受けた。新監督は「可能性がある限りてっぺんを目指します」と、試合中は選手に時折拍手を送って鼓舞した。

 現役時代は投手として日米でプレーし、ロッテの監督として昨季までの3年間で2回クライマックスシリーズ進出に導いた経験を持つ。「楽天には可能性がある選手がたくさんいる。次は勝てるようしっかり作戦を立てます」。窮地のチームを復活させることはできるか。【黒詰拓也】

毎日新聞

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