J3熊本、地震の教訓伝える主催試合を初開催 犠牲者の冥福祈る
サッカーJ3ロアッソ熊本は19日、今年で発生から10年となった熊本地震の記憶と教訓の伝承を目的とした主催試合を熊本市のえがお健康スタジアムで初めて開いた。試合前には対戦相手のJ2サガン鳥栖(佐賀県鳥栖市)の選手らと黙とうをささげ犠牲者の冥福を祈った。
地震では熊本の選手も被災し、一部は避難所に身を寄せたり、熊本県外に避難したりした。スタジアムは一部損傷したものの避難所や救援物資の集積場となり、練習もままならない状態となった。
地震後は、復興支援を目的とした試合を開催してきたが、10年を区切りに内容を変更した。この日は、両チームを応援する子供たち約1000人を無料招待。震度7の揺れを2度観測した熊本県益城町の様子を伝える映像の上映などの他、防災教室を開き、親子で地震や防災について話し合えるようにした。
試合に出場した益城町出身のMF、上村周平選手(30)は「毎年この時期になると地震のことを思い出す。全国からの支援に感謝し、サッカーができることは当たり前ではないことを肝に銘じ、真摯(しんし)にプレーしたい」と話した。試合は2-0で鳥栖が勝利した。【林大樹】
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