ミラノ五輪・スノボ男子ビッグエア金 木村葵来選手に岡山県民栄誉賞
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスノーボード男子ビッグエアで金メダルを獲得した岡山市出身の木村葵来選手(21)が4日、県庁で岡山県民栄誉賞の授与式に臨み、伊原木隆太知事から表彰状と記念品を受け取った。木村選手は「金メダルを取れたのは、皆さんの応援のおかげ。少しは期待に応えられたかなと思っている」と喜びを語った。
木村選手は市立吉備中、倉敷翠松高(同県倉敷市)を経て、中京大在学中。五輪初出場となったミラノ・コルティナ大会のビッグエアでは、2回目の試技で転倒したものの、最終の3回目に普段とは逆のスタンスから背中側に踏み切って横5回転半する大技「スイッチバックサイド1980」を決めて大逆転で頂点に立ち、この大会の日本の金メダリスト第1号となった。
伊原木知事は「素晴らしい演技を披露とするとともに、ライバルたちが国籍を問わず互いの好演技をたたえ合うスノーボードの精神を示し、我々に大きな感動を与えてくださった」とたたえた。
木村選手は帰国後も2試合を転戦。故郷にはまだ戻ったばかりとあって「周りの反応はまだ分からない」としつつ、「昨日2、3カ月ぶりに家の布団で寝たんですけど、やっぱり落ち着く。岡山はたくさんの人間関係を作れた場所で、それがあるから今の自分がある」とほほ笑んだ。
五輪後の初戦となった全日本選手権(2月26日、福島県)では、現在高校2年生の弟・悠斗選手(17)に敗れて2位だったものの、兄弟でワンツーフィニッシュ。木村選手は「ライバルでもあり、お互いを高め合える存在」と弟を評し、フランスのアルプス地域で行われる4年後の次回大会に向けて「一緒に出場して僕が1位、弟が銀メダルを取れるように頑張ります」と決意を新たにしていた。【平本泰章】
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