平和への思い胸に 8年ぶりJ1の長崎、開幕戦敗れるも終盤に得点

2026/02/06 22:40 

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 ◇J1百年構想リーグ第1節(6日・ピーススタジアム)

 ◇○サンフレッチェ広島3―1V・ファーレン長崎●

 8年ぶりにJ1の舞台に戻った長崎。「上を目指す」と迎えた開幕戦は敗れたものの、終盤にゴールを奪うなど今後に可能性を感じさせた。

 昨季のJ2で最優秀選手賞(MVP)のMFマテウスジェズスとJ1浦和から新加入したFWチアゴサンタナによる前線が、脅威を与えた。ロングボールや足元への速いパスなど、どんな球もきっちり収めて好機を演出。昨季J1で4位の広島を相手に、2人の連係で早い時間帯から得点の「におい」がした。

 中盤以降に失点を重ねたが見せ場は3点を追う後半36分。右サイドを突破したFWキャンベルの折り返しをマテウスジェズスが冷静に押し込んだ。一矢を報い、満員のサポーターが沸いた。

 ただ勝利を目指すだけでなく「長崎から世界に平和を発信する」との使命感を持って久しぶりのJ1を戦う。

 開幕戦はともに被爆地を拠点とする広島との8年ぶりの「ピースマッチ」。来場者たちは鶴を折り、長崎、広島の若者が平和宣言をした。選手入場では長崎が「89」、広島が「86」と原爆が投下された日を記したユニホームを着用。試合後には広島のガウル監督が朝のジョギングで平和公園を訪れ、祈りをささげたことを明かした。

 「平和への思いや平和教育などピーススタジアムからいろいろなことを発信できると実感した」と長崎の高木監督。最高峰の舞台で結果と平和、二つを追う長崎の戦いが幕を開けた。【角田直哉】

毎日新聞

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