最後は14人で戦い抜いた倉吉東 主将も監督も涙 高校ラグビー

2025/12/28 16:45 

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 ◇全国高校ラグビー大会1回戦(28日・東大阪市花園ラグビー場)

 ◇○飯田(長野)82―0倉吉東(鳥取)●

 15回目の出場で花園初勝利を狙った倉吉東だが、初戦突破はならなかった。ベンチ入りを含めて選手16人で臨んだが、試合中にけがで2人が退き、最後は14人で戦った。

 リードを大きく広げられた後半24分、2人目のけが人が出た。しかし、センター(CTB)の熊崎拓己主将(3年)は「やってきたことを全部出し切ろう」と仲間を鼓舞した。岩野竜二監督もベンチから笑顔で手をたたき、5分あまりを14人で戦うことになった選手たちをもり立てた。

 試合は大敗となったが、熊崎主将は「どんなに相手が強くても(最後まで)やり切れた。(この経験を)これからの人生にも生かしていきたい」と涙ながらに振り返った。

 熊崎主将を含め、部員のほとんどは中学までラグビー未経験者。岩野監督によると、かつては部員が1人まで減った時期もあったというが、地道な勧誘活動で花園への道をなんとか途切れさせずにいる。

 試合後、岩野監督は14人の逆境でも前を向き続け、最後まで戦い抜いた選手たちをたたえた。

 「ここから部員を増やして、また出直してきます」

 その目にも涙が浮かんでいた。【吉川雄飛】

毎日新聞

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