北越、「大会初勝利と花園で年越し」目標 28日初戦 高校ラグビー
第105回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)は27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕した。新潟県代表として2大会ぶり3回目の出場となる北越は、28日の1回戦で同じ北信越地区の強豪、日本航空石川(石川)に挑む。チームの目標は、大会初勝利と、2回戦を突破して「花園で年越し」だ。
四半世紀ぶりの出場だった前回(103回)は、初戦で明和県央(群馬)に5―54で敗れた。試合終了間際に1トライを返したが、「全国の壁」は高かった。現メンバーの3年生は1年時にその試合を目の当たりにしており、増田宇宏(たかひろ)監督(36)は「口だけでなく、全国大会でチャレンジするという意識になった」とチームの成長ぶりを口にする。
秋の県大会では、チームの司令塔で主将のSO小林龍ノ介(3年)を目のけがで欠くアクシデントに見舞われた。決勝では連覇を目指す開志国際と対戦。相手の猛攻を粘り強いディフェンスでしのぎ、小林の代わりにSOを任された新井匠郎(1年)が後半ラストワンプレーでペナルティーゴール(PG)を決め、土壇場で逆転勝ちを果たした。
花園を前にチームに復帰した小林は「県大会決勝に出られなかった悔しさがある。花園への切符をつかんでくれた仲間たちに恩返しをするつもりで、チームを引っ張りたい」と意気込む。
対戦相手の日本航空石川は、21大会連続21回目の出場で、最近3大会はいずれも初戦を突破している。6月の北信越大会では、各県の1位が集まるAブロックを制した強豪だ。特にフォワード(FW)が強力で、身長191センチのトンガ人留学生でロックのエドウィン・ランギ(3年)の突破力は脅威となる。
北越は、県大会でみせた粘り強いディフェンスに加え、ラインアウトからのモール攻撃が持ち味だ。増田監督は「個々の力では相手チームが上。ただ、組織的に戦えば勝機は十分にある」と述べ、選手たちの結束力に期待する。
勝負のポイントとなりそうなのが、2人の副主将がまとめるフォワード陣。ロック中村駿人(はやと)(3年)が「互いにモールが強みのチーム。いかにモールで押せるかがカギになる」と力を込めると、プロップ安達恵大(けいた)(3年)は「スクラムでもモールでも、自分がチームを引っ張りたい」と花園での活躍を誓った。【神崎修一】
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