巨人1位の鷺宮製作所・竹丸和幸「1軍で活躍できる選手に」

2025/10/23 21:52 

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 23日に開かれたプロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)で、都内の企業や大学、高校に所属する有力選手たちも続々と指名された。吉報を受けた選手たちは喜びの表情を浮かべ、憧れの舞台での活躍を誓った。【白川徹、野倉恵】

 巨人から1位指名を受けた鷺宮製作所(新宿区)の竹丸和幸投手は事業所がある埼玉県狭山市で記者会見し、時折笑顔を浮かべながら「10年間、1軍で活躍できる選手になりたい」と意気込みを語った。

 竹丸投手は広島県出身。崇徳高校(広島市)、城西大学(埼玉県坂戸市)を経て2024年に入社。150キロ超の直球や、キレのあるチェンジアップが持ち味で、「社会人ナンバーワン左腕」と評される。今年3月にあったJABA東京スポニチ大会では優勝に貢献。今夏の都市対抗野球大会でも2試合で先発し、7年ぶりの8強入りの原動力となった。

 巨人の印象について「長年プロ野球を引っ張ってきた球団」と述べ、「期待に応えられるよう頑張りたい」と語った。鷺宮製作所での2年間を振り返り「初めてお金をもらって野球をした。会社に後押ししてもらった」と感謝を口にした。

 幡野一男監督は竹丸投手について「潜在能力は元々あったが、(今季)実力が一気に花開いた」と評価する。「ドラフト1位指名は名誉なこと。プロの舞台で活躍してもらうことが社会人野球全体の希望につながる」と喜んだ。

 鷺宮製作所は28日に京セラドーム大阪で開幕する第50回社会人野球日本選手権大会に出場する。竹丸投手は「優勝を目指して一戦一戦戦いたい」と抱負を語った。

毎日新聞

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