ロッテ1位の石垣「投手と言えば自分と言われたい」 ドラフト会議

2025/10/23 21:13 

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 ◇プロ野球・ドラフト会議(23日)

 ◇群馬・健大高崎高 石垣元気投手(18)=ロッテ1位

 群馬・健大高崎高の最速156キロ右腕・石垣元気投手は同校の選手で初めて1位で指名された。

 群馬県高崎市の校内に設けられた記者会見場でロッテとオリックスによる抽選の様子を見守った。ロッテが交渉権を獲得すると、表情は徐々に明るくなり、「まさか1位で指名されるとは思わなくてうれしい。先発、完投できる投手になりたい」と笑顔で話した。

 1年目の目標は「8月ぐらいまではしっかりと体作りをして、9月以降に投げてプロ初勝利を挙げたい」と語った。将来は米大リーグ挑戦を見据え「世界の中で投手といえば自分と言われたい。目標とする佐々木朗希投手(ドジャース)は軽く投げても160キロを投げられる。自分もそういう投手になりたい」と意気込んだ。

 北海道登別市出身の石垣は2年春の選抜大会で初優勝に貢献。3年時は春と夏の甲子園大会での最速となる155キロを記録した。

 健大高崎高からは左腕・佐藤龍月(りゅうが)投手(18)もオリックスから3位指名を受けた。

 2年春の選抜大会優勝投手で、2年夏に左肘を痛めたが、3年夏の甲子園大会で登板を果たした。

 指名の瞬間に思わず目元を拭った佐藤は「石垣がいなかったら成長できなかった。つらい時、石垣が声かけをしてくれたから夏に復帰できた。プロで投げ合ったら自分が勝ちます」と話した。【高橋広之】

毎日新聞

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