「歴史変えたかった」県大会初Vの近大新宮が敗退 秋季高校野球近畿

2025/10/18 14:30 

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 高校野球の秋季近畿大会は18日、奈良県のさとやくスタジアムで開幕した。和歌山大会で初優勝した近大新宮(和歌山1位)は連覇を狙う東洋大姫路(兵庫3位)に1―4で敗れた。

 相手を2本上回る9安打を放ち、序盤から押し気味に試合を進めたが、東洋大姫路に少ない好機を生かされ、主導権を握られた。

 完投した近大新宮のエース右腕で主将の西島大波(だいご、2年)投手の試合後の主なコメントは以下の通り。【長宗拓弥】

 ◇近大新宮・西島大波投手

 <中盤までは相手打線を抑えていた>

 前半はすごい(調子が)良いと思ったが、後半にかけて東洋大姫路さんは対応してきた。体力が尽きてきたのかなと思う。

 相手は体が大きくて、甘いコースにいくと全員が初球から強いスイングをしてくる。甘いところに投げられないというプレッシャーがあった。

 <マウンド上で笑顔が見えた>

 僕たちは挑戦者の気持ちでやるしかない。相手に向かって、楽しんでプレーする時が一番強いと思っている。自分自身が一番、楽しんで、周りも一緒に楽しめたらと思っていた。

 <今秋は和歌山で初優勝するなど、歴史を作った>

 新人戦は1回戦負けで、このままやっていけるのか、無理なのかなと思っていた。でも、いろんな方からアドバイスをもらい、チームが上がっていけたと思う。

 不安が残る中で、初めて勝った時に「勝つことってこんなにうれしいんだ」と感じた。そこから絶対負けないという全員の気持ちが明確になって、和歌山で優勝することができた。

 優勝した瞬間はうれしかったが、言い方は悪いが、甲子園に出ないと意味がない。もっとチームの歴史を変えたかったという気持ちが強いです。

毎日新聞

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