CSから復帰のDeNA・牧秀悟、待望の一発 一時勝ち越しの本塁打

2025/10/16 21:16 

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 ◇○阪神5―3DeNA●(16日・甲子園)

 本塁が遠かった前夜から一転、DeNAは球界屈指の右腕を攻め立てて得点した。一時勝ち越しの本塁打を放ったのは、クライマックスシリーズ(CS)から戦列に復帰した牧秀悟。左中間への牧らしいアーチで復活を印象づけた。

 二回の第1打席で、今季セ・リーグ最優秀防御率の才木浩人から、9球粘った末に四球を選んだ。球筋はきっちり頭に入っていた。

 同点で迎えた四回。先頭打者で打席に入ると、5球目、真ん中の直球を逃さなかった。打った瞬間、それとわかる完璧な一発で、拳を突き上げてダイヤモンドを一周。「同点に追いついてくれたいい流れで打席に入れた。集中して打てた」と手応えを口にした。

 今季は8月上旬に左手親指の靱帯(じんたい)修復手術を受け、シーズン終盤をリハビリに費やした。今月11日のCSファーストステージ第1戦で復帰し「チームが勝てるように、一本打てるように」と意気込んでいた。

 だが、チームは救援陣がリードを守れずサヨナラ負けで2連敗。後がなくなった。今季限りで退任する三浦大輔監督のためにも意地を見せたい。【牧野大輔】

毎日新聞

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