大相撲に熱狂「大好きになった」 34年ぶりのロンドン公演開幕
34年ぶりとなる大相撲のロンドン公演が15日、開幕した。大の里、豊昇龍の両横綱ら幕内力士の取組や土俵入りなどの儀式が披露され、5400席の会場は「満員御礼」に。半裸の巨体がぶつかり合う迫力と、日本の伝統文化に、観客たちは酔いしれた。公演は19日まで。
会場は1991年の前回公演と同じロイヤル・アルバート・ホール。154年の歴史を持つ荘厳な劇場だ。中央に土俵が設置され、取組などの模様は上部の円柱形モニターでも流された。
前回公演で優勝した八角理事長(元横綱・北勝海)は冒頭のあいさつで「大相撲は単なるスポーツ、格闘技ではなく、日本の神事であり大切な文化だ。伝統文化にも注目してほしい」などと述べた。
力士たちは5日間の成績で優勝を争う。初日の取組を終えた力士たちは「声援がすごくて、観客の熱狂を感じてうれしかった」「観客は日本と違い、静かな時はすごく静か。集中して見ている印象を受けた」などと話し、充実感を漂わせていた。取組は英BBC放送などで生中継された。
相撲を生で観戦できる貴重な機会とあって、観客たちは興奮気味だった。立ち合いで体がぶつかる音に驚きの声を漏らし、勝負が決すると大きな拍手と歓声を送った。横綱の土俵入りでは、四股を踏む度に「よいしょ」と叫んだ。
ロンドンに住むルース・オゴルマンさん(35)は「体格が大きく違う力士同士の対戦が特に興奮した。化粧まわしが一人一人異なるのも、何か意味があるのかなと思い、興味深かった。儀式にも引き込まれたし、相撲が大好きになった」と声を弾ませた。
外国からの招待を受けて実施される大相撲の海外公演は、2005年の米ラスベガス以来。チケット代は1席5万円前後からだが、5日間分とも完売した。
17日には現地の子供たちが稽古(けいこ)を体験したり、力士に挑んだりするイベントもある。【ロンドン福永方人】
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