フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季オリンピック最終予選は第２日の２０日、中国・北京の国家体育館で女子のフリーがあり、ショートプログラム（ＳＰ）首位で、個人の中立選手（ＡＩＮ）として出場したロシア出身のアデリア・ペトロシャン選手（１８）が自己ベストの１４０・９１点、合計２０９・６３点で優勝した。

　今大会で割り振られる女子シングルの出場枠は「５」。国際スケート連盟は、予選を突破すればＡＩＮもミラノ五輪への参加資格を得られるとしていた。国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）も１９日の理事会で、ＡＩＮとしての参加を認めた。

　出場枠は通常、その選手が所属する国・地域に割り当てられるが、ＡＩＮが獲得した場合は国・地域ではなく個々のＡＩＮに割り当てられることになっている。

　足首のけがからの復帰戦となったＳＰ３位のルナ・ヘンドリックス選手（ベルギー）は１３８・０４点、合計２０４・９６点で３位だった。【北京・玉井滉大】