王子・湯浅監督「野球は欲が出るスポーツなので」 都市対抗野球

2025/09/06 23:11 

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 第96回都市対抗野球大会は第10日の6日、東京ドームで準々決勝があり、春日井市・王子が千葉市・JFE東日本に9―1で勝ち、第94回大会(2023年)以来、2年ぶりの準決勝進出を果たした。

 春日井市・湯浅貴博監督の試合後の主な談話は次の通り。

 ◇春日井市・湯浅貴博監督

 先発の九谷は(8回1失点で)力を存分に発揮できたと思う。(捕手の)細川(勝平)も的確に、効果的にリードしてくれた。柴崎(聖人)や神鳥(猛流)ら長打を求められる選手が打つべきボールを打てている。準決勝の相手は(浜松市・ヤマハで)一昨年と一緒。同じてつを踏まないようしっかり準備したい。

 <九谷投手の九回の登板は>

 JFE(東日本)さんの打線は怖い。大応援団もあり、元々の打線の力、勢いがあるチーム。こちらからピッチャーを代えて流れを変えてしまうより、点を取られるまでは九谷で行こうと考えてはいた。(八回に)点を取られてからは、球数も球数だったので、次を見据えながら降板させた。

 <本塁打2本で長打も出た>

 東京ドームの戦い方と、私たち東海地区の球場での戦い方で何が違うかっていうと、やっぱり球場の広さ。東京ドームは「外野フライかな」と思ったのがスタンドに入るというところでは、長打力は持っていたほうが良い。

 (スイングが)雑になる部分もあると思うけど、そこを払拭(ふっしょく)すべく、相手バッテリーに怖さを与えるスイングは心がけてきた。それが体現できて良かったと思う。

 (野球は)欲が出るスポーツなので、大舞台になると「自分も打ちたい、活躍したい」という思いが出る。サッカーで言うなら、シュートを打つ人、パスを出す人がいる。でも、エースストライカーでもパスを出す時はある。

 「自分の役割は何なのか」っていうところを実直にやれているのが、結果として打線のつながりになっていると思う。

毎日新聞

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