沖縄尚学が初優勝 沖縄勢の頂点は15年ぶり2回目 夏の甲子園

2025/08/23 12:03 

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 第107回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で決勝があり、沖縄尚学が日大三(西東京)に3―1で勝利し、初優勝を果たした。

 今大会は1回戦で金足農(秋田)を1―0、2回戦で鳴門(徳島)を3―0でそれぞれ零封。3回戦は延長十一回タイブレークの末に仙台育英(宮城)に5―3で競り勝ち、準々決勝は東洋大姫路(兵庫)に2―1で勝利。準決勝は山梨学院に5―4で逆転勝ちした。複数の好投手を擁し、接戦で粘り強さを発揮した。

 春優勝2回の沖縄尚学は夏の最高成績だった8強を上回り、11回目の出場で初めての決勝進出だった。沖縄勢の優勝は、春夏連覇を達成した第92回大会(2010年)の興南以来、15年ぶり2回目。44歳の比嘉公也監督は沖縄尚学が沖縄勢として春夏通じて初優勝した1999年春のエース左腕で、08年春は監督として母校を率い、同校2回目の優勝を果たした。夏は初の栄冠となった。

 日大三は2回目の優勝を果たした第93回大会(11年)以来、14年ぶりの決勝だった。日大三が夏の決勝で敗れるのは初めて。前回大会では関東一(東東京)が準優勝し、東京勢の決勝進出は2年連続だった。

 今大会は5日に開幕。暑さ対策のため開会式を初めて夕方に行い、ナイターで開幕試合を実施。試合を午前と夕方に分ける2部制は日程を拡大して行われた。【石川裕士】

毎日新聞

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