初優勝つかんだ強心臓の18歳 強気プレーで圧倒 毎日テニス選手権
第103回毎日テニス選手権は3日、東京・有明コロシアムで一般の部女子シングルス決勝があり、第3シードの野口紗枝(レニックススクール)が、第6シードの田邑来未(早大)に6―3、6―2で勝ち、初優勝した。女子国際大会「東レ・パンパシフィック・オープンテニストーナメント」(東レPPO)の予選ワイルドカード(主催者推薦出場権)を獲得した。
変幻自在に流れを支配した。ストレート勝ちで初優勝した野口紗枝。軽いフットワークでコートを広く使い、対角に糸を引くような強打を放ったと思えば、スライスにスピンで田邑来未を惑わせた。「あまり気負わず、いつも通り、いい感じでできた」。強心臓も頼もしい18歳である。
リズムを崩しかけた第2セット中盤に負けん気の強さがのぞいた。4ゲーム連取した後、2ゲームを奪い返された。「小さい頃から、がむしゃらに練習だけは真剣にやってきたし、気持ちの面は誰よりもこだわる」。太ももをたたいて、自らに活を入れると、ミスを恐れない強気のボレーをコート奥にたたき込み、流れを取り戻した。
相模原市出身で、小学3年までは父や兄の影響で軟式野球チームに入っていた。テニスに本格的に転向したのは小学4年で、トップ選手の中では競技歴は長い方ではない。昨年は全国高校総体(インターハイ)、全日本ジュニアで優勝。大学からも誘われたが、「机やパソコンに向かったり、その先、電車で通勤したりしている自分を想像できなかった」。1月にプロ転向を決断し、テニス一筋の毎日を送る。
昨年の東レPPOは、全日本ジュニア優勝に伴う予選ワイルドカードで出場した。格上の石井さやかに敗れたが、大舞台で得た収穫、課題が今の力となっている。目標は高く「グランドスラム」。それを夢物語に終わらせない器の大きさを感じさせる。【藤野智成】
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