<もっと社会人野球>JFE西日本とJR西日本の「2強」中心に混戦 都市対抗中国2次
社会人野球の第96回都市対抗野球大会の中国2次予選は26日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで開幕する。8チームが代表2枠を争う。
3年連続でJFE西日本とJR西日本が代表枠を占めている。今回も両チームが中心となるが、各チームの力は伯仲し混戦は必至だ。
◇ショウワは6年ぶり出場
JFE西日本は昨秋の日本選手権で4強入り。今春のJABA大会も好調で、四国大会で優勝、岡山大会で準優勝した。選手層の厚さは中国地区で指折りだ。
投手陣は右下手投げの津山裕希投手ら経験のある選手だけでなく、若手を積極的に起用しながら強化を進めている。
打線は一発のある綿屋樹選手が中軸を担い、広島・呉港高から入社3年目の田中多聞(たもん)選手ら力のある選手がそろう。
JR西日本は入社10年目の好打者・田村強選手が上位で打線を引っ張る。広島新庄高から入社6年目の土居拓海選手ら長打力がある打者が中軸を担い、大量得点を狙う。攻撃力はあるだけに、投手陣の踏ん張りが代表権獲得のポイントになりそうだ。
JR西日本と初戦で顔を合わせるツネイシブルーパイレーツは、悲願の本大会初出場に期待が懸かる。
4月のJABA京都大会では投打に粘り強さが光り、鷺宮製作所、日本生命から白星を挙げた。昨年は日本選手権中国予選の代表決定戦で2連敗するなど、近年はあと一歩の戦いが続く。大阪工業大から入社5年目の右腕・深田樹暉(たつき)投手らが力を発揮したい。
伯和ビクトリーズは転籍を含む7人が新加入し、4年ぶりの本大会出場を目指す。
東京国際大出身で新人の新倉伯斗選手、昨季限りで廃部した大福ロジスティクスから加入した徳吉涼太選手が攻撃の起点となる。
投手陣はマウンド度胸がいい2年目の右腕・飯田幸大投手らが中心。今季からコーチ兼任の左腕・平岡航投手も健在だ。
日本製鉄山口は4月に日鉄ステンレスからチーム名を変更した。新日鉄光だった1992年以来の本大会出場を狙う。
制球力のある右腕・武藤祐介投手が主戦格で、速球が武器の右腕・下江秀弥投手らが控える。打者では日本大から入社2年目で、昨年のU23(23歳以下)ワールドカップで日本代表に選ばれた林拓馬選手が中軸を担う。
シティライト岡山は元ヤクルトの児山祐斗監督が指揮を執り、6年ぶりの東京ドームを目指す。
打線はマツゲン箕島から中山聡選手が加わり、厚みが増した。ミート力のある左の巧打者で、優勝した昨年の全日本クラブ選手権では首位打者賞を獲得した。入社10年目の丸山高明選手が主将を務め、チームを支える。
制球力のある新人の右腕・野林教真(かずま)投手らタイプの異なる投手陣が試合を作り、壁を破りたい。
ショウワコーポレーションは、6年ぶりの中国2次予選出場となる。クラブチーム登録だが複数のプロ経験者を擁し、戦力は企業チームにひけを取らない。
岡山・島根1次予選の第2代表決定戦では、岡山・創志学園高出身で巨人でもプレーした高田萌生投手が三菱自動車倉敷オーシャンズを2安打完封した。勢いに乗れば、台風の目になりそうだ。
MSH医療専門学校は広島1次予選でクラブチームに2連勝し、中国2次予選に駒を進めた。先手を取って企業チームを慌てさせたい。【石川裕士】
◇中国2次予選の出場チーム
JR西日本、ツネイシブルーパイレーツ、MSH医療専門学校、伯和ビクトリーズ、ショウワコーポレーション、JFE西日本、日本製鉄山口、シティライト岡山
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