<もっと社会人野球>新人の台頭が際立つチームも 6月2日から都市対抗九州2次予選
社会人野球の第96回都市対抗野球大会九州2次予選が6月2日、開幕する。福岡県の小郡市野球場と久留米市野球場で12チームが代表2枠を懸けて争う。各チーム「顔」とも呼べる中心選手はいずれも健在で、新戦力の台頭に注目が集まる。
◇選手層が厚いHonda熊本
ノーシードながらも代表候補1番手の評価が高いのがHonda熊本だ。昨年は本大会の連続出場が「8」で途切れた。渡辺正健監督は「悔しさを次にどう生かすか」と話し、雪辱を狙う。
投手陣は主戦右腕・片山雄貴投手を柱に据えつつも複数人を積極的に起用する。筑波大出身の2年目右腕・寺沢神投手やHondaから転籍2年目の右腕・米倉貫太投手らの存在感が増した。
野手では14年目の稲垣翔太選手が内野から外野に転向した。チームはオフに肉体強化に力を入れ、中軸の古寺宏輝選手を中心に打線の迫力が増した。
春のJABA大会は、東京スポニチ大会、九州大会では予選リーグで敗退したものの2勝を挙げ、四国大会では4強入りした。今大会は1回戦から強豪との連戦になるが、選手層は厚く、総合力の高さが際立つ。
西部ガスは新人が元気だ。立教大出身の柴田恭佑選手と、東京農業大出身の古川朋樹選手は、柔らかいグラブさばきと軽快なステップを生かした守備力が持ち味。守備からリズムを作っていく伝統のチームカラーにもマッチしている。今季も公式戦で二遊間を組み、息の合ったプレーを見せている。
これまでチームを支えてきた村田健投手や山田義貴投手、高椋(たかむく)俊平投手に頼る場面の多かった投手陣だが、今季は6年目の大畑蓮投手が奮闘している。強豪相手に経験を重ねて安定感がある。
◇JR九州は新人捕手が豪快アーチ
6年ぶりの本大会出場を目指すJR九州は新人の活躍が目を引く。JABA九州大会では、九州産業大から加入した捕手の菊池壮真選手が豪快なアーチを描いて持ち前の長打力をアピールし、佛教大出身の内野手、七條太一選手も巧打を連発した。
投手陣は安定感のある6年目左腕・鷲崎淳投手が軸となる。野手だけでなく、投手でも試合を作れるような若手の台頭が欠かせない。
昨年10年ぶりに東京ドームに立った沖縄電力は、勢いに乗った時の打力に怖さがある。長打力のある小浜佑斗選手や宮国汰都選手を軸に勝負強い打者が並ぶ。
投手陣では2年目左腕・新垣瑠依投手が成長を見せている。昨季プロも注目した独立リーグのBC神奈川から左腕・安里海(うみ)投手が加わり、投手力は上がった。
昨年の第1代表をとったKMGホールディングスはプロ野球・ドラフト3位で阪神入りした木下里都投手の穴をいかに埋めるか。日産自動車九州は、高比良駿投手と東哲寛選手が投打の柱として引っ張る。エナジックは今季、主戦左腕の宮城凌我投手が好投を見せている。
3年ぶりの本大会出場を目指す宮崎梅田学園は、徳永憲太郎投手ら先発投手陣がどこまで試合を作れるかにかかる。【角田直哉】
◇九州2次予選の出場チーム
KMGホールディングス、日産自動車九州、佐伯市野球団、日本製鉄九州、ビッグ開発クラブ、JR九州、西部ガス、宮崎梅田学園、Honda熊本、GENESIS、エナジック、沖縄電力
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