フィギュアスケート女子で世界ジュニア選手権３連覇中の島田麻央選手（木下グループ）が３０日、通信制の生徒として在籍している愛知・中京大中京高で、今季（２０２４～２５年シーズン）の活動報告をした。その後、報道陣の取材に応じ、来季（２５～２６年シーズン）のフリー演目はミュージシャンのＹＯＳＨＩＫＩさんが作詞・作曲した「Ｍｉｒａｃｌｅ（ミラクル）」となったことを明らかにした。

　振り付けは、アイスダンスで活躍したマリーフランス・デュブレイユ氏。デュブレイユ氏は今季、日本の坂本花織選手（シスメックス）やペアの「りくりゅう」こと三浦璃来選手、木原龍一選手組（木下グループ）といったトップ選手のプログラムを手がけた。

　島田選手は女子では大技の４回転トーループとトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）を武器に、ジュニアではデビュー以来国内外で無敗。特に今年の世界ジュニア（ハンガリー）では、フリーでシニアを含めて今季世界最高得点となる１５６・１６点をマークし、大会史上初の３連覇を達成した。

　島田選手は１７歳を迎える来季をジュニアの最終シーズンと位置づけており、「頑張ってミラクルを起こしたい。世界ジュニア４連覇もミラクルかなと思う」と意気込んだ。シーズン初戦はサマーカップ（８月９～１２日、滋賀）を予定しているという。【倉沢仁志】