六大学野球でビデオ検証導入へ 春季リーグ戦から 甲子園も議論

2025/04/10 20:32 

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 東京六大学野球連盟は10日、神宮球場で12日に開幕する春季リーグ戦からビデオ検証を導入すると発表した。10日の理事会で承認された。

 本塁打やエンタイトル二塁打、フェアとファウル、塁上のアウト・セーフなどが対象。九回までに1回、延長になった場合はさらに1回可能になる。判定が変わった場合はもう一度要請できる。連盟の内藤雅之事務局長は「学生野球の見本として導入することで、高校の大会や他のリーグの参考になってほしい」と狙いを話した。

 プロ野球では2010年に打球が本塁打かどうかを審判員が映像で確認する「リプレー検証」が導入された。18年からは判定に異議のある監督が審判員に映像を確認するよう求めることができる「リクエスト制度」が始まった。

 アマチュア野球では、21年に社会人の都市対抗野球でビデオ判定が初採用され、24年以降にプロ野球のリクエスト制度とほぼ同じになった。日本高校野球連盟は、春夏の甲子園大会や地方大会でのビデオ判定の導入について議論している。

 また、六大学は26年度のリーグ戦から指名打者(DH)制を導入することも決めた。【高橋広之、下河辺果歩】

毎日新聞

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