不要なガス機器工事で22億円売り上げか 詐欺疑いで経営者ら逮捕

2026/10/09 19:10 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ガス給湯器の無料点検を装い、不要な交換工事をして金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は9日、ガス機器販売「大安設備」の実質的経営者、糠信(ぬかのぶ)秀企容疑者(36)=東京都八王子市寺町=と男性従業員7人を詐欺や特定商取引法違反容疑で逮捕したと発表した。高齢者や視覚障害者を狙い、前身の会社時を含む2023年1月以降の3年間に、1都2府17県で22億円を売り上げていたという。

 警視庁によると、糠信容疑者は元々「ONE&ONE」という類似の別会社で代表を務めていた。その頃から主に70歳以上の高齢者宅に営業電話をかけて訪問し、「ガス機器の一酸化炭素濃度が高く危ない」とうそを言い、実際は不要な交換を持ちかけていたという。

 同社は、客に虚偽説明をして契約に持ち込んだとして25年8月に都から業務停止命令(6カ月)処分を受けたが、糠信容疑者はその前の25年1月に従業員ごと別会社の大安設備に移す形で同様の手口を継続。3年間で7600件の不要な機器交換工事をしていたとみられる。

 逮捕容疑は25年3~9月、共謀して東京都と広島県の70、80代の男女3人に給湯や暖房用の機器交換契約をさせ、費用として計99万3300円をだまし取ったとしている。警視庁は認否を明らかにしていない。【洪玟香】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報