台風25号、7人死亡5人不明 千葉では8月から3度目の被災も

2026/09/22 20:26 

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 台風25号による大雨の影響で、千葉、神奈川両県で21日に土砂崩れが続発した。22日午後10時までに7人の死亡が確認され、5人が行方不明となっている。災害派遣の要請を受けた陸上自衛隊や各県警が、捜索や救助活動を続けている。

 ◇車両水没、ボートで避難

 千葉県では8月の豪雨や9月上旬の大雨に続き、3度目の被災となった地域があった。同県佐倉市では利根川水系の高崎川が氾濫。住宅地が広く冠水し、多くの車両が水没した。消防隊がボートで住民を避難させた。

 22日未明には一時、千葉県内で5万8000軒以上が停電し、夜になっても3万軒以上で続いた。

 同県市原市では高齢者施設につながる県道が土砂崩れでふさがり、運営する社会福祉法人昭和村によると、入居者約160人と職員約20人が孤立。同県長柄町では数十カ所で土砂崩れが起き、長柄小学校の校庭に大量の土砂が流れ込んだ。

 ◇降水量、観測史上最多も

 22日未明までの48時間降水量は同県市原市で487ミリに達し、9月の平年1カ月分の2倍超。茂原市や館山市、千葉市中央区でも400ミリを上回り、いずれも同地点の観測史上最多となった。JR東日本は線路に土砂が流入した影響などにより、総武線や成田線、内房線、久留里線などの一部区間で運転を見合わせた。

 ◇土砂崩れに10軒巻き込まれ

 土砂崩れによる千葉県の死者は5人。鴨川市小湊では21日夜、約10軒の住宅が巻き込まれて倒壊し、80代の男女が死亡、70代男性が行方不明。鴨川市西町では60代男性が行方不明。

 袖ケ浦市川原井で道路の復旧作業をしていた男性(51)のほか、住宅にいた山武市森の70代女性と茂原市本納の80代女性も死亡した。

 ◇神奈川でも土砂流入相次ぐ

 神奈川県でも21日午後、住宅に土砂が流れ込む被害が相次いだ。横須賀市長井1の横山淳子さん(64)と、同市長井2の70代男性が死亡。この男性の70代妻の行方が分かっていない。三浦市南下浦町上宮田のアパート1階に住む20代女性、三浦市初声町和田の30代女性も連絡が取れていない。

 住宅被害も相次いだ。千葉、神奈川両県合わせて全壊は22棟、半壊は4棟、一部損壊は29棟。浸水被害は計428棟で、床上341棟、床下87棟。

 気象庁によると、台風25号は22日朝に日本の東の海上に抜け、22日午後9時の観測の結果、日本のはるか東で温帯低気圧に変わった。【平塚雄太、清水夏妃、岩本桜】

毎日新聞

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