「検察に厳しい目、高い倫理観を」検事総長が訓示 不祥事相次ぎ

2026/09/17 17:46 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 川原隆司検事総長は17日、東京・霞が関で開かれた全国の高検や地検のトップらが参加する検察長官会同で、検察の不祥事が相次いでいることを念頭に「検察に厳しい目が注がれている状況にある。高い倫理観を持って自らの行動を律し、適正に職務に取り組んでほしい」と訓示した。

 検察を巡っては、東京地検特捜部の主任だった検事が取り調べた元容疑者の女性と性的な関係を続けたとして7月に懲戒免職処分になった。東京・大阪の両特捜部に所属していた検事2人も、不適正な取り調べをしたとして特別公務員暴行陵虐罪で刑事裁判を開く付審判決定を受けている。

 川原総長は訓示で検察職員が守るべき基本姿勢を示した「検察の理念」に常に立ち返るよう求め、「検察の活動は国民の信頼を基盤に成り立っている。適正な業務の積み重ねが信頼につながる」と述べた。

 また、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)による凶悪事件が多発しているとし、「警察などの関係機関と連携し、捜査・公判を適正に遂行して国民の信頼に応えてほしい」と述べた。【五十嵐隆浩】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報