北海道で大雨被害 JR室蘭線の回送列車が脱線 けが人なし

2026/08/28 13:02 

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 北海道内は低気圧が発達しながら通過した影響で、釧路地方で28日未明に線状降水帯が発生し、猛烈な雨が降った。27日夜にはJR室蘭線の有珠―長和駅間で回送列車が倒木と衝突し、脱線。けが人はいなかった。JR北海道は28日、特急列車を含む計164本の運休を決めた。

 ◇事故調査官を現地に派遣

 JR北海道によると、27日午後10時半ごろ、伊達市南有珠町のJR室蘭線の有珠―長和駅間で、特急北斗の回送列車が線路脇の斜面から流入した土砂に乗り上げ、脱線した。

 この列車は札幌駅から函館駅に向かう予定だったが、午後6時50分ごろに定刻通り洞爺駅に到着した後、大雨で安全な運行ができないとして計76人の乗客を降ろして回送に切り替わっていた。乗客は代替運行のバスで函館方面に向かった。

 運輸安全委員会は28日、発生状況を調べるため鉄道事故調査官2人を現地に派遣した。

 札幌管区気象台によると、線状降水帯の発生は、道内では2025年9月に初めて発生して以来で、28日午前4時半ごろ、釧路地方で観測された。

 28日午前10時40分現在の1時間降水量は根室市厚床で70・5ミリ、釧路町知方学(ちっぽまない)で63・5ミリなど観測史上1位を記録。24時間降水量は釧路町知方学で8月の観測史上最多となる125ミリを観測した。

 気象庁は27日夜から28日朝にかけ、増毛町や釧路町、厚岸町、浜中町、根室市に記録的短時間大雨情報を発表。各地で1時間に約80~100ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。釧路・根室地方では一時、根室市や釧路町、厚岸町などで「レベル4土砂災害危険警報」などを発表した。

 気象台によると、道内は低気圧に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定となり、太平洋側東部では大雨による低い土地への浸水や土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。【三沢邦彦、和田幸栞】

毎日新聞

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