富士山頂や南極海でも発見のプラごみ 「逆転の発想」で対策

2026/08/17 07:00 

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 海洋プラスチックについてQ&A形式で分かりやすくまとめました。

Q 九州に「プラプラ」という愛称の施設がオープンしたと聞いたよ。

A 「世界海洋プラスチックプランニングセンター」ですね。地球規模で広がる海洋プラスチック問題を学ぶ場で、6月に佐賀県唐津市にできました。 

Q いきさつを教えて。

A 施設は九州北西部の玄界灘を見下ろす波戸岬にあります。景勝地として知られていますが、沖を流れる対馬海流や季節風に乗って大量のプラスチックごみが海岸に漂着しています。ボランティアが海岸清掃を続けていますが、いつの間にか元のもくあみ。そこで「やっかいなプラごみを糸口に、世界に環境問題を発信しよう」と、逆転の発想で県が開設しました。

Q そもそも海洋プラスチックの何が問題になっているの?

A センターによると、世界の海には1億5000万トンのプラスチックが存在し、新たに毎年800万トンが流れ込んでいます。小さな粒になって風に吹き上げられ、富士山の頂上や南極海でも見つかっています。プラスチックは便利ですが分解されにくく、一部が海の環境や生態系を脅かしているのです。

Q 世界の国々はこの問題とどう向き合っているの?

A 日本が議長国となり2019年に大阪市であった主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)では、50年までに海への新たなプラごみの流出防止を目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を採択しました。22年からは、海に限らないプラスチック汚染の根絶へ、国際条約を作ろうと政府間交渉が続いています。ただ、プラ生産や使用規制などを巡って各国間で意見が違い、まだ合意していません。

Q 施設には何があるの?

A 研究成果の展示コーナーや、破砕したプラスチックを材料にキーホルダーを作る体験コーナーがあります。問題を実感し、一緒に考え、行動を変えるきっかけになるといいですね。【西貴晴】

毎日新聞

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