台風、茨城県に初上陸 15号、異例の進路で今後も西寄りに

2026/08/11 20:30 

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 台風15号は11日午後8時ごろ、茨城県南部に上陸した。日本の東側から接近する異例の進路をとっており、気象庁によると、1951年の統計開始以来、茨城県へ上陸したのは初めて。気象庁は土砂災害や暴風に厳重に警戒するように呼びかけている。

 気象庁によると、15号は今後も西寄りに進み、西日本まで達した後、12日の昼過ぎまでには熱帯低気圧に変わる見込み。

 台風が東北の太平洋側から上陸したケースは、統計を取り始めてから3例(2016、21、24年)しかなく、茨城県に上陸したことはなかった。

 15号は、日本の北側に位置する高気圧に北上を阻まれ、その高気圧の南側を吹く強い東風に押される形で、西向きに進んでいるという。

 15号は11日午後7時には、千葉県銚子市の北東約60キロを西南西へ時速20キロで進んでいた。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル。

 11日午後7時までに、北茨城市で最大瞬間風速29・3メートル、福島県いわき市で同25・8メートルを観測した。

 12日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、関東甲信180ミリ、東北150ミリ、東海120ミリ、北陸と近畿が80ミリ。その後の24時間は東海と近畿で150ミリ、東北で100ミリと予想されている。

 東北では11日に土砂災害、関東甲信では12日にかけて低い土地の浸水のほか、河川の増水や氾濫への警戒が必要という。また大潮と台風の影響が重なるため、東日本から西日本では潮位が高くなり、12日と13日は高潮が発生するところがあるとみられる。

 15号の接近を受け、全日空は11日の羽田・成田空港発着の国内線計59便を欠航し、約1万1100人に影響した。日本航空も同様に計8便を欠航し、約1000人に影響した。JRの東海道、東北・山形の各新幹線では11日午後7時現在、台風による運休などの影響は出ていない。【木村敦彦、田中綾乃】

毎日新聞

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