「一日でも早く支援を」 養父の移動式ランドリー被災地へ

2026/08/11 13:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 兵庫県養父市の運送会社「山本運輸」の移動式ランドリーが、熊本地震被災地の熊本県宇城市に派遣される。内閣府の「災害対応車両登録制度」に基づくもので、12日に本社から出発する。養父市職員も現地で運用に協力する。この移動式ランドリーは2024年の能登半島地震の際、石川県珠洲市で半年にわたり稼働し、延べ約5900人が利用した。

 ◇東日本大震災、16年熊本地震で支援経験

 登録制度は内閣府が25年から運用を始めた。断水による衛生面悪化などに備え、トイレカーやランドリーカーなどを事前に登録し、被災自治体のニーズに応じて速やかに派遣する仕組み。車両などの検索システム「D―TRACE(ディー・トレース)」を備えている。

 同社の社長、山本洋介さん(50)は11年の東日本大震災、16年の熊本地震で支援物資を運んだ経験から、より踏み込んだ支援のため、乾燥機能付き全自動洗濯機9台を備えたコンテナ型移動式ランドリーを導入。普段は養父市内の道の駅でコインランドリーとして営業する傍ら、市内の断水地域で活動したこともあった。

 山本さんによると、今回、宇城市の小川防災拠点センターで3カ月間稼働してもらいたいとの要請があった。「発災時から義務として行くつもりだった。入浴支援が始まり洗濯支援も必要とされる。最も暑い時期のお盆までに一日でも早く支援したい」と話す。養父市は珠洲市で経験した予約業務などに協力する職員4人を2人ずつ計2週間派遣する。

 内閣府・防災担当の被災者生活再建担当によると、移動式ランドリーの派遣は内閣府が熊本県と調整して進めた。熊本地震の被災地では10日現在、この制度でトイレカー32台が派遣され、ランドリーカーも複数調整中という。【浜本年弘】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報