「金銭もらっていない」 前八代市長、証人喚問で汚職関与を否定

2026/07/17 20:16 

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 熊本県八代市の新庁舎建設を巡る汚職事件に絡み、事実関係の解明を目指す市議会の調査特別委員会(百条委員会)が17日あり、建設当時の市のトップだった中村博生・前市長(67)を証人喚問した。中村氏は入札手続きでの不正は認識していなかったとし、事件への関与を否定した。

 事件では、市議の成松由紀夫被告(54)が準大手ゼネコン「前田建設工業」(東京都)に有利な評価基準案での入札や利益増額のための不正を市側に働きかけ、その見返りに6000万円を受け取るなどしたとして、あっせん収賄罪などで起訴された。

 中村氏は、成松被告や前田からの工事を巡る働きかけを問われ、「受けておりません」と答弁。不正な利益増額については「認識はない」とし、金銭も「もらっていない」と語った。

 3日にあった前回百条委では、当時の副市長が、評価基準案は成松被告から「市長も了解済み」と言われて受け取り、中村氏に報告したうえで部下に採用を指示したと証言した。

 この点をただされた中村氏は、成松被告に評価基準案を示され了解したことはないと説明。元副市長からの報告については「了承しないと(手続きが)進まない」と、この評価基準案で進めることを認めたとしつつ「(前田に有利な内容とは)その当時は知らなかった」と説明した。

 事件による市政の信頼失墜については「市民の皆さんに大変申し訳なく思っている」と謝罪した。【中村敦茂】

毎日新聞

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