JAXAの新実験場が完成 次世代技術の発展拠点に 秋田・能代

2026/07/04 15:15 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新たなロケット実験場「南地区」が秋田県能代市に完成し、2日に記念式典が開かれた。液体水素が利用できる実験場としては国内最大規模で、宇宙航空産業や次世代エネルギー技術の発展を後押しする拠点となる。

 「南地区」は既存のロケット実験場から約3キロ南にあり、総敷地面積は約7350平方メートル。完全無人の実験が可能で、爆発などのリスクの高い実験もできるという。敷地内には液体水素のタンクなどが設置され、新型ロケットの離着陸試験や水素航空機の技術試験、保安基準の策定試験など、幅広い目的で使われる。

 式典には秋田県の鈴木健太知事らが出席。鈴木知事は「南地区は、将来の水素関連技術を支える基盤で県の産業振興にも大きな意義を持つ」と期待を語った。JAXAの担当者は、民家から1キロ以上離れており「地盤沈下や耐震性に問題がない構造にしている。複数の安全措置をとっている」としている。【工藤哲】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報