山梨で「102年ぶり」の震度6クラス 火山活動と「関連なし」

2026/06/27 19:17 

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 山梨県富士河口湖町で最大震度6弱を観測した26日夜の地震の揺れは、関東、東海地方など広範囲に及んだ。山梨県大月市で震度5強、甲府市や相模原市緑区、静岡県小山町などで震度5弱を観測。東京、神奈川、千葉、静岡、長野、山梨の各都県の一部で震度4を観測した。

 気象庁によると、震源の深さは20キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・6。地震後に富士山の火山活動に特段の変化はない。富士山と離れた場所で発生しており、火山活動との関連はないとみられるという。

 総務省消防庁によると、山梨、神奈川、静岡の3県で計10人が負傷した。いずれも軽傷という。他に東京都で6人、神奈川県で1人が負傷したとの報告があり、地震との関連を調べている。

 山梨県内の負傷者は8人。富士河口湖町では60代女性が転倒、富士吉田市では90代女性が落下物で頭を負傷した。甲府市や忍野村で停電が発生し、27日朝までに復旧。甲府市ではビルの外壁が崩れて落下した。

 気象庁は記者会見で、揺れの強かった地域は今後1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけた。山梨県で震度6クラスの揺れを観測したのは1924年以来という。

 東海道新幹線は東京―静岡間で上下線の運転を見合わせ、全線再開は27日未明になった。東北、上越、北陸の各新幹線も緊急停止したが、安全を確認して約15分後に再開。東名高速や新東名、中央道は一部区間で通行止めになった。

 震度6弱を観測した富士河口湖町は、行楽地として知られる。

 「富士河口湖リゾートホテル」の従業員、小林由美子さん(59)は「ドンと突き上げるような衝撃があり、横揺れが5~10秒ほど続いた」と振り返る。エレベーターや大浴場のボイラーが停止し、客室のテレビが倒れたが、けが人はいなかったという。

 富士山や河口湖を望む旅館「花水庭おおや」には当時、外国人を含む40~50人の宿泊客がいた。従業員は、不安を感じている外国人客に応対したという。施設の担当者は「特に被害はなく、通常営業をしているので安心してほしい」と話した。【森田采花、杉本修作、寺原多恵子】

毎日新聞

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