東京・北区の小学校火災、校舎建て替え検討 近隣校に分散登校へ

2026/06/23 23:01 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京都北区の区立滝野川第三小学校で11人が重軽傷を負った火災で区教育委員会は23日、緊急保護者会を開き、校舎の損傷が激しく建て替えを検討することを明らかにした。1~2年生は現在の校舎で授業を再開するが、3年生以上は近隣校に分散登校し、夏休み明けから全学年で区内の施設へ仮移転する。

 火災は19日午前11時前、4階の音楽室で児童24人が授業を受けている最中に発生。出火元は隣の準備室で、最も近い避難路だった階段の防火シャッターは下り、廊下にも煙が充満した。音楽室には避難器具の「救助袋」があったが、担任の男性教員の判断で児童と教員26人全員で窓から外に出て3階の窓の上にあるひさしに避難し、救助された。校長によると、男性教員は救助袋を使わなかった理由について、煙が迫ってきたので子どもの安全のために外への避難を優先したと説明したという。

 警視庁によると、準備室は部屋の角の燃え方が激しかった。付近には電気ストーブや空気を循環させるサーキュレーターがあり、コンセントにはコードが焼け切れたプラグがささっていた。燃えたタオルや衣類、20個以上のハンガーも見つかった。警視庁は失火とみている。【松本ゆう雅】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報