「みんなで助かるよう祈った」恐怖の中の避難 東京の小学校火災

2026/06/19 20:50 

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 お昼前の小学校に広がった悲鳴と泣き声――。19日午前11時ごろ、東京都北区立滝野川第三小学校(北区滝野川1)で発生した火災。児童、教師ら11人が煙を吸うなどでケガをした。出火場所と見られる4階部分はガラスも割れ黒く焦げ、火事の激しさを物語っていた。恐怖の中を避難した児童らは、迎えにきた親族らと抱き合って無事をかみしめた。

 ◇「大慌てで駆けつけた」と母親

 3階で授業を受けていた4年生の女子児童は「火災報知機が鳴って訓練かと思ったけど、先生に『防災頭巾をかぶって逃げて』と言われて校庭に避難した。すごい怖かったし、みんなで助かるように祈った」と恐怖の瞬間を振り返った。この児童の母親(40)は「家の近くからも火事の煙が見えて、大慌てで(小学校に)駆けつけた。子どもの顔を見たときは本当に安心しました」と語った。

 ◇ショックで泣き崩れる孫

 小学5年生の孫を避難先の飛鳥山公園まで迎えに行った女性(64)は「心配でしょうがなかった。孫はショックで泣き崩れていた。孫を見つけたときは無事で良かったと思い、お互いに抱き合った」と話していた。

 同日午後6時半から区や学校関係者が記者会見を開いた。高草木政浩校長は「けがをしてしまった子どももいるが、みな避難できたことは涙が出るほどうれしく思う」と話した。学校側は22日を臨時休校にし、週末から子どもたちの心のケアに取り組むとした。【田原拓郎、遠藤浩二、岡礼子、岡正勝】

毎日新聞

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