八代市の新庁舎汚職、市議ら再逮捕 賄賂隠した疑い、マネロンか

2026/05/28 21:16 

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 熊本県八代市の新市庁舎建設を巡る汚職事件で、警視庁と熊本県警の合同捜査本部は28日、受け取った6000万円の賄賂のうち2000万円を知人の口座に移して隠したとして、市議の成松由紀夫(54)▽同市の職業不詳、園川忠助(61)▽同市の農業、松浦輝幸(84)――の3容疑者を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)容疑で再逮捕した。

 また、東京都渋谷区のウェブ制作会社役員、渡辺裕人容疑者(49)ら3人を新たに同容疑で逮捕した。県警は認否について「明らかにできない」としている。

 6人の逮捕容疑は4月5~6日、東京都渋谷区のコンビニエンスストアに設置された現金自動受払機(ATM)を使用し、渡辺容疑者が代表を務めるウェブ制作会社名義の口座に40回にわたり、あっせん収賄で得た犯罪収益の現金計約2000万円を入金したとしている。

 県警によると、成松、松浦両容疑者が現金を持参して上京。渡辺容疑者ら2人が渋谷区内の3店舗のATMから入金した。入金された現金はさらに別の口座に移されるなどしており、合同捜査本部は成松容疑者らがマネーロンダリング(資金洗浄)をした疑いがあるとみて調べている。

 また、熊本地検は28日、成松容疑者をあっせん収賄罪で起訴した。地検は認否を明らかにしていない。

 起訴状によると、成松被告は2016年~19年6月ごろ、新市庁舎建設工事に関し、準大手ゼネコン「前田建設工業」(東京都千代田区)が受注できるような評価基準案を示して入札を実施するよう市職員に指示。設計についても市負担分を増加させるなどして工事利益を最終的に約11億3600万円増やすよう市職員らに働きかけ、その見返りとして21年6月ごろ、八代市内で現金6000万円を前田側から受け取ったとされる。【野呂賢治】

毎日新聞

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