石原環境相「言葉足らずだった」 水俣病患者らの抗議受け釈明

2026/05/12 11:40 

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 水俣病患者から上がった福祉サービス利用の要望に対して石原宏高環境相が協力姿勢を一転させたとして患者・支援者団体が抗議していた問題で、石原氏は12日の閣議後記者会見で「言葉足らずだった」と釈明した。福祉サービスは自治体の判断によるもので「(熊本県)水俣市長には意向を伝えていた」と説明した。

 石原氏は水俣病の公式確認70年に合わせ、4月30日~5月1日に水俣市を訪問。胎児性患者の金子雄二さんらと30日に面会した際、障害者福祉制度のサービスを利用できるようにするよう協力を求められた。

 石原氏は要望を水俣市長に伝えると応じたが、1日の会見で「(本人が)目の前でいらっしゃったので(そう発言した)」「実現はなかなか難しい」などと発言。その後、患者・支援者団体から環境省に抗議文が出された。

 石原氏は12日の会見で「1日の会見前に水俣市長に意向を伝えていた。その言及をしなかったのは言葉足らずだった。約束したことはしっかり伝えたと認識している」と話した。

 ◇「恵まれている」発言は否定

 一方、4月にあった被害者団体との交渉で環境省職員が「(水俣病患者は)他の公害患者と比べても恵まれている」と発言したとされる問題について、石原氏は省内で確認した結果、「不適切な発言はなかった」と否定した。【高橋由衣】

毎日新聞

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