福岡・新宮町役場の金庫から380万円なくなる 死亡町民の遺留金

2026/05/08 18:10 

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 福岡県新宮町は8日、庁舎内の金庫室に保管していた独居高齢者の遺留金380万5000円を紛失したと発表した。7日に粕屋署に被害届を出し、8日に記者会見した桐島光昭町長は「信用を著しく失墜させ職員一同深く反省し、おわびする」と謝罪した。

 町によると、紛失したのは2021年10月に死亡した70代の独居男性の所有だった。町健康福祉課が粕屋署から遺体を引き継ぎ、現金403万4000円や遺品は庁舎1階会計課の金庫室に保管。相続人に引き取りを要請したが拒まれたため、町が火葬費などを差し引いた380万5000円を引き続き金庫室に保管した。

 金庫室は二重扉で外扉は差し込み鍵と暗証番号、内扉は差し込み鍵で開ける。金庫室内には各課の鍵付きロッカーがあり、26年4月に健康福祉課が確認すると、遺留金だけがなかった。24年5月にもロッカーを調べたが、袋の表面しか見なかったという。

 町は有識者らで再発防止委員会をつくり、紛失金の弁済方法などを協議する一方、管理責任で職員の処分を検討する方針。【荒木俊雄】

毎日新聞

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