震源近くに十勝沖地震の固着域 「割れ残りか」 青森震度5強

2026/04/20 19:11 

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 20日午後4時53分ごろ、青森県で震度5強を観測する地震があった。震源は三陸沖で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・5と推定される。

 東北大大学院の日野亮太教授(海底地震学)は、今回の地震の震源域の近くにある、1968年の十勝沖地震(M7・9)で破壊された固着域に注目する。「固着域は三つに分かれているとされ、2025年11月の三陸沖の群発地震活動(M6・9)で北側の一部が壊れた。今回の地震の詳細な解析はこれからだが、南側が破壊されたのではないか」と分析する。

 さらに、三つの中央には、94年の三陸はるか沖地震(M7・6)で壊れた固着域があるとされる。日野教授は「真ん中はそのまま割れ残っているとみられる。役者がどんどんそろっているので、最後の固着域が今後心配な状況になりつつある」と指摘した。

 25年11月の地震のプレート境界の深い側で、顕著な地震活動が確認されているといい、「政府の地震調査委員会でも活動は落ち着いていないことを議論していた。今回の地震も一連の地震活動とみている」と話した。【垂水友里香】

毎日新聞

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