憲法改正反対デモ、全国へ連帯の輪広がる 国会前には3万人

2026/04/08 23:05 

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 憲法改正の動きに反対する大規模デモが続いている。8日夜も国会前に約3万人が集まり、2月27日の約3600人、3月10日の約8600人、同25日の約2万4000人を上回る勢いだった(いずれも主催者発表)。主催者によると、8日は全国の他137カ所でも関連する活動が開催されたといい、連帯の輪が広がっている。

 8日のデモ「平和憲法を守るための緊急アクション」は、20~40代の有志らで作るグループ「WE WANT OUR FUTURE」と、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認を機に結成された市民団体「憲法9条を壊すな!実行委員会」が共催。国会前の歩道を埋め尽くした幅広い年代の人々が、韓国の大統領退陣要求デモを参考にペンライトを振り、ドラムのリズムに合わせて「平和憲法 日本の宝」「改憲反対」などのコールをくり返した。

 正門前のステージでは、思想・良心の自由を訴え学校行事で君が代を起立斉唱しなかったとして処分された経験がある元教員や、平和活動に関わる人などが交代でスピーチ。権力者が憲法を守るべきだと訴えたり、憲法前文や9条を読み上げたりした。

 「憲法守ろう」と書いたライトを手にした東京都杉並区の会社員女性(50)は「改憲されると物が言えなくなる」と危機感を示した。高市早苗首相が非核三原則の見直しを持論とすることや高市政権が武器輸出のルール緩和を目指していることを受け「徴兵制も現実味を帯び、家族が取られかねない」と憂えた。【山越峰一郎】

毎日新聞

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