子ザルの「パンチ」世界デビュー トランプ政権やグーグルも特別待遇

2026/02/27 06:00 

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 オランウータンのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる――。そんな姿が話題を呼んでいるニホンザル「パンチ」が、いま世界中の注目を集めている。

 けなげな姿がSNSで拡散され、わずか1カ月で一躍有名に。海外主要メディアが相次いで報じ、米ホワイトハウスの公式X(ツイッター)でも紹介されるなど、反響は海を越えた。

 パンチは2025年7月、千葉県の市川市動植物園で誕生した。生後まもなく母親から育児放棄され、人工哺育で育てられてきた。

 不安を和らげようと、園はタオルやぬいぐるみを用意。その中でパンチが気に入ったのが、オランウータンのぬいぐるみだった。

 転機は今年2月5日。動物園が「サル山の中にぬいぐるみを持った子ザルがいます」とXに投稿すると、一気に注目が集まった。

 米CNNや英BBCなど海外メディアも取材し、愛らしい姿を世界に発信。米国のトランプ大統領が一般教書演説を行った25日には、ホワイトハウスの公式Xが「特別ゲストにサルのパンチ」と記し、パンチが母親代わりのぬいぐるみとたわむれる写真を掲載した。

 米グーグルも遊び心を見せた。「PUNCH THE MONKEY」と検索すると、ハート形にかたどられたパンチが表示される仕様となり、利用者を楽しませている。

 もっとも、海外の関心は愛くるしさだけにとどまらない。BBCは続報で、パンチが大人のサルに抱きしめられたり、他のサルを毛づくろいしたりする姿を紹介。「毛づくろいはニホンザルの社会化において重要な行動だ」と、パンチの成長ぶりを取り上げた。

 英紙ガーディアンも一連の騒動について、心理学者の分析を紹介。「動物福祉やSNSによる人と動物をつなぐ力を浮き彫りにした」と伝えている。【飯田憲】

毎日新聞

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