SNSきっかけで犯罪被害 小学生が過去最多の167人に 警察庁

2026/02/26 10:04 

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 SNSでのやり取りをきっかけに2025年に犯罪被害に遭った18歳未満の子どもは、前年から80人増の1566人で、6年ぶりに増加した。うち小学生は31人増の167人で、統計のある08年以降で最多となり、21年の83人から4年間で倍増した。警察庁が26日発表した。

 スマートフォンの利用が低年齢化する中、オンラインゲームやSNSを通じて犯罪に巻き込まれるケースが目立つという。

 被害者の小学生以外の内訳は、中学生が前年比43人増の758人▽高校生が3人減の579人▽その他が9人増の62人。

 罪種別では、不同意性交等が42人増の329人、不同意わいせつが83人増の185人となり、この二つが全体を押し上げた。

 小学生に限ってみると、年齢別では、12歳57人▽11歳71人▽10歳25人▽9歳7人▽8歳7人。女子が160人、男子が7人だった。罪種別では、不同意わいせつ55人▽児童ポルノ45人▽不同意性交等24人――の順に多かった。

 小学生と容疑者が知り合ったツール別では、インスタグラムが8人増の36人で最も多く、ティックトックが8人増の30人で続いた。

 また、これまで目立たなかった10代に人気のアプリがきっかけの被害も相次ぎ、自身のアバターで交流できる「ZEPETO(ゼペット)」で14人、通話しながら動画やゲームを一緒にできる「パラレル」で12人が確認された。

 このほか、オンラインゲームは前年と同じ22人で、主なゲームでは「荒野行動」6人、「WePlay」と「フォートナイト」が各4人だった。

 警察庁は「高校生はSNSの危険性の理解が進み被害が減少したとみられる一方、中学生で増えた。保護者は(使用に制限をかける)フィルタリング機能の利用といった対策をとってほしい」と呼び掛けている。

 一方、18歳未満の時の画像が生成AI(人工知能)などで加工された「性的ディープフェイク」による相談・申告件数は全国の警察に4件増の114件が寄せられた。

 このうち24件で生成AIが使用された。作成方法が「不明」の88件の大半でもAIが使われたとみられる。被害者は、中学生の66件(前年比11件増)と高校生の32件(15件減)で全体の9割近くを占め、小学生は6件(3件増)だった。

 被害者と加害者との関係は「同級生・同じ学校」が65件と全体の6割近くに上った。【深津誠】

毎日新聞

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