前伊東市長の田久保氏、「卒業証書」の提出拒否 押収拒絶権を主張

2026/02/13 20:46 

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 学歴詐称疑惑で失職した静岡県伊東市の前市長、田久保真紀氏(56)が「卒業証書」と主張する文書について、県警に提出しない意向であることが13日、捜査関係者への取材で判明した。田久保氏の代理人弁護士が同日までに、押収拒絶権などを理由に提出を拒否すると書面で回答したという。

 文書は代理人弁護士が保管している。刑事訴訟法は弁護士や医師らが業務上保管する他人の秘密に関するものについて、権利の乱用にならない範囲で押収を拒めると定めている。代理人弁護士は「文書は刑事告発前に田久保氏から預かったもので、守るべき秘密に該当する」とかねて主張してきた。

 田久保氏の経歴を巡っては、2025年5月の市長選で初当選後、公表していた「東洋大卒」ではなく「除籍」だったと判明。県警は田久保氏が学歴証明に使った「卒業証書」だとする文書を確認する必要があるとして、任意で事情を聴いた今年1月下旬に文書の提出を求めていた。

 田久保氏は公職選挙法違反(虚偽事項の公表)や偽造有印私文書行使などの疑いで刑事告発されている。【藤渕志保】

毎日新聞

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