王将戦第3局 急流、一気に終盤戦 積極的な藤井王将 永瀬九段反撃

2026/02/03 19:19 

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 藤井聡太王将(23)に永瀬拓矢九段(33)が挑むALSOK杯第75期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社特別協力、ALSOK特別協賛)の第3局が3日、東京都立川市のオーベルジュときとで始まり、午後6時に永瀬九段が55手目を封じて1日目の対局を終えた。持ち時間各8時間のうち消費時間は永瀬九段3時間4分、藤井王将4時間23分。4日午前9時に再開する。

 永瀬九段の初手2六歩に対し、藤井王将は前期王将戦第5局から時折見せている2手目3四歩を選んだ。立会の島朗九段は雁木(がんぎ)を予想したが、藤井王将の用意した作戦は右の金を足早に前線に繰り出す積極策だった。控室の検討陣には意表の手順だったが、永瀬九段は長考することなく3五歩(21手目)と反撃し、午前から敵陣を攻め合う激しい応酬となった。

 午後に入って永瀬九段が1一角成(47手目)と馬を作ると藤井王将も馬を作り、控室は「もう終盤戦」の声が上がる。永瀬九段が4八金(51手目)と馬取りをかけ、馬を取って9五角の攻めを見せる。藤井王将が1時間近い長考に沈み、次の手にも38分考え込んだ。

 島九段は「穏やかな流れになると思ったが、6五金(20手目)から一気に終盤になる急流の一日だった。香得の永瀬九段は更に駒得を重ねられそうで、時間的にも余裕がある。藤井王将は居玉の弱点を突かれており、持ち前の終盤力を発揮できるかが問われている」と分析した。【丸山進、武内亮】

毎日新聞

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