リニア工事で水位低下 JR東海、住民に深井戸の使用法を説明 岐阜

2026/01/10 19:23 

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 リニア中央新幹線のトンネル掘削工事に伴い井戸の水位が低下した岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町で、JR東海が代わりの水源として設置工事を進めている深井戸が10日、報道陣に公開された。

 地元の35戸の住民が利用していた井戸が枯れたため、同社が応急的に水道水を供給し、昨年6月から設置工事を行ってきた。深井戸は深さ約150メートル。市の水質調査で井戸水から基準値をわずかに超えるマンガンが検出されたため、近く除去装置を取り付け、今月下旬から来月上旬までに給水を始める予定。

 利用開始を前に、10日はJR東海社員らが住民に井戸の使用方法を説明し、約20人が参加した。住民らは「安心して水が使えるようになるのであればうれしい」「深井戸を掘ったことで、地区内の他の井戸への影響が心配」などと話していた。

 大湫町では2024年2月、トンネル掘削中に湧水(ゆうすい)が発生。付近の井戸やため池で水位の低下や枯渇が確認され、今年1月までに最大で13センチ以上地盤が沈下した地点もあった。JR東海は地下水位を回復させるため、現場周辺の水田を数メートル掘り下げて注水し、地中に浸透させるなどの対策を検討している。【安達一正】

毎日新聞

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